鯉江良二物語
鯉江良二物語
装幀・デザイン
2020年
生活の友社の書籍「鯉江良二物語」の装幀・本文レイアウトを担当させていただきました。
美術商であるギャラリー器館・梅本美津子氏と、陶芸家/現代美術家である鯉江良二氏との交流を描いた一冊。
カバーと帯
カバー写真には鯉江良二氏のスナップ写真を使わせていただきました。いたずらっ子のように無邪気な笑顔が印象的な写真です。
帯文は生前の鯉江氏と交流のあった谷川俊太郎氏が寄稿されています。帯のサインは鯉江氏によるもの。
本表紙
著者のご希望を踏まえ、本表紙は鯉江良二氏が愛用されていたマフラーをイメージしたピンク色に。
竹尾「ハンマートーン」にPANTONEの鮮やかなピンクで1C印刷し、艶ニス加工をお願いしました。
実際に本の形に仕上がってみると、ハンマートーンの鎚目感が革のようでもあり、陶器のようでもあって不思議な印象……。
カバーの紙は竹尾の「わたがみ」に艶ニスをかけていただきました。陶器の肌のような少しザラザラした質感をイメージしてみたのですが……、さて、いかがでしょう?
タイトルは細めの明朝体にピンクのメタル箔で、現代的なシャープな印象に。